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セミリタイアの後悔、取り返しがつかないと思ったこと

投稿日:2020年5月7日 更新日:

タイトル画像「セミリタイアの後悔」
・セミリタイアして10年、貯金が底をついて生活苦に
・就職したくても、もうどこも雇ってくれない

セミリタイアについて、そんな暗い想像を私もしたことがあります。が、不思議と「○○さん50歳の体験談」やら「そんな人を知っています」といった噂ばかりで、当事者の話を聞いたことがありません。

実際にセミリタイア生活をしている私の実感は、上のようなことになるのは、よっぽど「計画性がない」人だけだろうなあと。

先日、「脱社畜ビジネス」というワードを見かけました。甘い言葉で不用意に転職や退職をすすめ、転職斡旋や退職代行のビジネスに誘導しようとするものです。ですが一方で、警戒心や不安を過度に煽ってそれをビジネスにしようとするものだってありますね。

この記事では、現役セミリタイア者が本音で「セミリタイアの後悔」を語っています。

セミリタイアを考えている人が、抱えなくてもいい不安から解放され、現実的な計画をするためのヒントにしてもらえたら幸いです。



1.セミリタイアの後悔、取り返しがつかないと思ったこと

考える人のイメージ写真

・安定収入、社会的信用への不安

セミリタイアにまつわる不安は「安定収入」と「社会的信用」が下がることによって生じるものがほとんどです。

・給与がなくなって、どんどん貯金がなくなる
・投資に失敗して大損するのでは?
・そのうち、住むところにも困ってしまうのでは?

そんな漠然とした不安が現実になったときに、人は「やっぱり止めておけばよかった」と後悔を感じると思うのですが、「漠然とした不安」が的中したことは、セミリタイアしてから今までありません

そもそも「安定収入」と「社会的信用」の低下は、セミリタイアではある程度仕方のないことで、予測もしていたことです。

想像していた以上の困ったことにならないよう計画を立てて、生活をするのは、セミリタイアも会社員も変わりません。無計画な人が困ったことになるのは、当たり前ですよね。

セミリタイアをした後悔ではなく、会社員のうちにしておけば良かったと思う「今の生活」に根ざした後悔ならばあります。

私はブラック企業から抜け出したい一心で、準備不足でセミリタイア生活をはじめてしまったので、会社員時にしておきたかったことが特に多いかもしれません。

次項からは、私が思う「会社員のうちにしておけばよかったこと」や、不安を無くすための「経済的な計画」について紹介します。

 

2.取り返しがつかないのは、会社員のうちにやっておけば良かったと思うこと

ビジネスマンの人形の写真画像

1) 投資をはじめておく(失敗経験も)

セミリタイアで収入の基盤となるのは「投資」です。

私がセミリタイア生活で一番後悔していることは、この「投資」を会社員時代からきちんとしておけば良かったということです。

ひと言で「投資」と言っても、株式、投資信託、不動産と分野もたくさんありますし、FXやデイトレード(短期的なもの)、中長期投資と呼ばれるものなどやり方も複数あります。

私は株式の買い方すらわからない状態だったため、セミリタイア生活をはじめた頃、右も左もわからず苦労をしました。自分で調べようと思っても怪しい情報商材ばかりで、教えてくれる人はいませんでした。投資による収益がどの程度見込めるかもわからず、それこそ「無計画」だったと思います(当時はブラック企業勤めで、切羽詰まっていました)

勉強がわからないイラスト

また、投資経験で一番大事なことは「失敗」をすることです。損をしないに超したことはありませんが、苦い思いを伴った経験は必ず身になります。

投資額が些細なうちは「小さな失敗」で済みます。が、生活がかかった状態でまとまった投資をしてしまい、想定外の失敗をしてしまうと、資金を大きく減らすことになります。

・投資収入の見当をつける(軌道に乗せる)
・経験を積む(失敗含む)

は、会社員のときからしておきたかったです。まあ、それでも何とかなっていますが、私のように投資未経験で会社を辞めてしまうのは、これからセミリタイアを目指す人にはおすすめしません。

次の関連記事は、私がセミリタイア生活の中で実践している「中長期投資」について書いています。よろしければ参考にご活用ください。

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2) 必要なら信販系の契約をしておく

セミリタイアをすると定期給与がなくなるので、信販系の審査が通りづらくなります。具体的に言うと、ローンやクレジットカードの作成が会社員と同じようにいかなくなります。

クレカとサイフのイラスト

必要なものは会社員時に、審査を通しておくといいと思います。

ただ、これについて個人的には、そんなに困っていません。

・限度額10万円程度のクレカなら問題なく作れる
・そもそもローンは、セミリタイア生活でしない方がいい

今までにクレジットカードの支払い遅延がなく、十分な預金額があれば信販系の審査で困ることはないと思います(高額な審査になれば別です)

強いて言えば、投資信託の積立にクレジットカードを利用する場合、該当カードを作っておくと良いです。クレジットカードの利点は「ポイント還元」ですが、商品を消費せずにポイントを貯めることができるため、私は投資信託の積立に利用しています。

私が実践している「投資積立+ポイント還元」については、次の関連記事にまとめています。よろしければご活用ください。

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3) 住む場所の確保

住居を検討するイラスト

セミリタイアをする前に考えておきたいことの1つに「住むところ」があります。

部屋の賃貸契約を新たにしようとした場合、給与による定期収入がなくなるので、賃貸契約の審査が通りづらくなります。

※賃貸契約に必要な年収の一般的な額は、月の家賃×12ヶ月×3倍以上の年収と言われています

セミリタイア後の住まいの選択肢は、次のようなものが考えられます。

①退職時の住居(賃貸)を継続する(更新時期に注意)
②退職する前に、新しい住居の賃貸契約をする
③実家やルームシェアなど、自身が賃貸契約をしない方法をとる

①②については、契約更新で改めて「収入証明」の提出や、転職・退職の連絡の必要があるか契約事項を確認しておきたいですね。

③については、個々人の状況や事情によりますが。できるならした方が、家賃の支出も少なくなりますね。

私はルームシェアをすることで、東京の高い家賃を半分にすることが出来ています。

私が東京でセミリタイアをしている家賃事情や月の生活費など、家計簿を公開した記事があります。よろしければご覧ください。

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3.不安を無くすには、セミリタイア10年後までの計画を立ててみる

計画をしている写真画像

・経済的な計画 3年→10年

後悔の原因になる「不安」て、先が見えないから生じるものだよなあと思います。

将来の見通しが立てば、しなくてもいい「不安」から解放されます。目標を立て、計画に沿っていけば「後悔」もないですね。

経済的なことは、セミリタイアしてから3年間の計画をまず立ててみるといいと思います。

年間支出見込み:月の生活費 × 12ヶ月 + 20~30万(雑費)

雑費は特別・臨時的な支出(冠婚葬祭、家具・家電の買い換え、旅行など)に控えておく費用です。人によって差が出る部分ですが、私の場合は年間20万円で足りています(年間支出の10%程)

家計簿のイラスト

なぜ、まず3年間を計算してみるか? は、下のような理由によります。

  1. セミリタイア初年度と2年目は、税金や社会保険料に違いがある
  2. 副業を含めて、収支が安定するまで3年かかる

特に①からくる支出の差はとても大きいです。副業も含めた3年目の収支計画が実現したい現実的な目標になりますね。

3年目の収支計画を10年まで延長させてみると、長期スパンの見通しも見えてきます。

ただし10年の計画はざっくりとでいいと思います。あまり細かくしても、その通りにいかないものです。方向性と現実的かどうかを見極める程度にしておきたいですね。

10年後までの計画が非現実的であれば、現状の準備や3年後の見通しが不足していると見ることができます。10年後の見通しに余裕があれば、その先の生活も継続性が見込めます。セミリタイアをするための「条件」とも言えますね。

このように先のことを見通した計画性のあるセミリタイアであれば、余計な不安を抱えたり、後悔に頭を抱えるようなことにはならないと思います。

私はブラック企業から抜け出したい一心で、計画も立てずにさくっと辞めてしまいましたが、今振り返って考えておけば良かった「計画・検討」について次の記事でまとめています。

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ポイントを理解する男性のイラスト

・人生の計画 セミリタイアして何をしたい?

経済的な見通しと同じくらい大事なこと。それはセミリタイアをして「何をしたいか?」です。

私はセミリタイアは「自由に生きる」「好きなことをして生きていく」ための手段であって、セミリタイアそのものが「目的」ではないと思っています。

・今の会社でやる気が出ない
・仕事をしていて辛い
・人間関係がうまくいかない

上のように感じるのも、「好きでもない仕事」を嫌々しているからではないでしょうか。仕事のために上手く距離がとれず、相性がよくない人と無理して付き合う必要も本来はないはずです。

私がブラック企業に勤めいた経験から得た教訓は、

  • 「本当に好きなこと」でないと頑張り続けることはできない
  • 100%直接自分のためになることを頑張った方がいい
  • 生活費のためだけの仕事は、最低限にしよう

ということです。

そして、生活費を稼ぐためだけの仕事を最低限に抑えて、「好きなことで生きていく」時間を最大限にとることができる。それが私にとってセミリタイア最大の利点です。

好きなことにチャレンジするイラスト

今は副業で、会社員時代のスキルを活用した在宅ワークをしていますが、手に入れた自由な時間を趣味の下町散策や読書のほか、自分が好きなライティングを勉強する時間にあてています。少しずつですが、好きなことで収入も得られるようになってきました。



4.まとめ「セミリタイアを思いとどまらせるもの」

セミリタイアを思いとどまらせるものは色々とあります。

最近よく聞くようになったのは「働き方改革で、待遇はよくなる。会社員はもうちょっとガマンしないと損」みたいな論調です。

ですが、本当にそうなのかなあと思います。そもそも働き方改革は、「働き方の多様性」を認めて生産効率を上げようという内容です。フレックス出勤や有給休暇を促進しても、仕事量が減るワケではありません。結局は、その会社の質が問われます。

私はブラック企業への転職で、「働き方改革」など雲の上の出来事に感じる企業がたくさんあることを身をもって知りました。長い時間をかければ、もしかしたら変わっていくかもしれませんが、その時間を「ガマン」するのは長すぎはしないでしょうか。

私はセミリタイアそのものに後悔はありません。毎日の生活もとても充実しています。しっかりと計画を立てれば、不安や後悔に襲われることもありません。

過去の苦しんでいた自分に、「生き方は色々あるよ」と伝えられたらなあと思います。

励ましているイラスト

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