ネオモバでコツコツ投資をはじめて1年以上たちました。実際に利用してみた感想や実績をブログにまとめてみます。
私は現在、投資額2,000万円以上をこつこつ運用し、月に換算すると8~10万円くらいの実績でぼちぼち暮らしています。ネオモバでは主に、少額投資(月売買金額50万円以内)を1年以上運用しています。
《実感の結論》
・Tポイント投資は、Tポイントだけで株を買うのは難しい
→ コンビニなどで貯まるポイントを連携させると運用効率UP
・月定額の手数料(税込220円~)クレジットカード払いがハードル高い
→ 生活費をクレカでまとめている人にはメリットになる
・少額投資なら、実質コスト 月20円(期間固定 Tポイント200pt毎月還元※)は注目
→ 他の証券会社で1~10株ほどの少数を買うと手数料高い
※ サービスの一時停止等で利用料の支払いがない場合は付与されません
ブログ記事では、具体的な運用実績や、上の実感をもう少し掘り下げて紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも要点がわかるようになっています。気になる項目があればチェックしてみてください。
ちなみに・・・
ネオモバは、「SBIネオモバイル証券」の略。
ネット証券会社の大手SBI証券を事業に持つ「SBIホールディングス株式会社」や、Tポイントを運営する「CCCマーケティング」を株主に持つ会社(※)です。スマホ操作の特化と、Tポイント投資できる証券会社で注目されていますね。19年4月の開業から1年9ヶ月で50万口座を達成しています。
※株主:SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社、SBIホールディングス株式会社、株式会社三井住友フィナンシャルグループ、CCCマーケティング株式会社
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【ブログ】ネオモバで配当金、年間8万円になった実績公開
ネオモバで高配当株を中心にコツコツ投資し、1年間で受取った配当金についてまとめたブログ記事です。2020年は合計8万円程になりました。保有銘柄の詳細や、ネオモバで運用するコツや利点などもまとめています。
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Contents
1.ブログで報告、ネオモバで1株投資してみた
・ネオモバで1年間の運用実績
私はSBIネオモバイル証券で「楽天」「日本たばこ産業(JT)」「KDDI」株の運用をしています。他にも細かいものをちょこちょこ買っていますが、金額が少ないのでとりあえず3社の実績を。
2021年1月8日現在、コロナの影響で市場の値動きがまだまだ大きい状況が続いています。ネオモバの実際の運用画面をスクショしました。
日本たばこ産業がマイナスです・・・。20年コロナショックで株価が急落し、そのまま低調が続いています。
これからもわかるように、ネオモバで運用しているかどうかよりも、結局、市場の景気と優良企業であるかどうか。実績はそれで決まりますよね。
- 優良企業をいかに安く買えるか
そのひと言に尽きます。上の実績画面でいうと「平均取得単価」をどれだけ下げられるかですね。
だけど、優良企業はなかなか「あら、お買い得~」とはならないもので。そこで市場全体が悪いときを狙ったり、少しずつ買付ける「コツコツ投資」をしています。
私はコツコツ投資で1~10株を買いながら、100株単位にする事をひとつの目標にしています。株主優待や、株の売買は100株単位が基本になるので。
上の3社もキリの良い株数でとりあえず市場がお買い得になる様子見をしています。1株からの買付けも、コツコツと買うことで100株単位にできるのが良いところです。
さて、この「コツコツ投資」にネオモバをどんな風に活用して、使ってみた感想はどうだったのかを次から書いていきます。
2.Tポイント投資は、他と連携させると運用効率UP
・1年で2,500ポイント以上貯まったけど・・・
ネオモバイル証券では、手数料の支払いで「Tポイント」が貯まることを売りにしていますね。さらに、ポイントを使用して株も買えてしまう。
ですが、ネオモバで付与されるTポイントだけで投資するのは難しいのが実感です。
私がネオモバ1年で溜まったTポイントは、計「約2,500ポイント」ありましたが、そのほとんどが毎月の手数料(システム利用料)で付与される200ポイントの累計です(200pt/月 × 12カ月)。
が、これは期間固定ポイントで翌月末までに使わないと失効するので、思うように貯まりません。
そこで、コンビニなどで付与される他のTポイントと連携させると効率的です。日常で貯まるTポイントをネオモバで使用できるようになります。普段からTポイントを貯めている人は、投資効率を上げることが可能ですね。

Tポイント付与・使用履歴もわかりやすく表示されます

連携はTポイント番号などを入力(スマホのTポイントアプリとも可)
また、他の証券会社の「ポイント投資」は「投資信託」への利用に限定しているところが多く、Tポイントを使用して株が買えるのは、ネオモバだけです。今のところ。本来なら、手数料で消えてしまうはずの金額を再投資できていると思えば、効果は大きいと感じます。
まとめると
・ネオモバで貯まるTポイントの使用だけで、投資するのは難しい
・コンビニなどで付与されるTポイントを連携させると、ネオモバで使用できる
・ネオモバはTポイントを使用して「株」が買える(他の証券会社は投資信託への利用が多い)
3.少額投資なら「実質コスト 月20円」
・毎月 期間固定 Tポイント還元「200pt」
少額投資(月間売買金額50万円まで)なら、実質コスト 月20円
この特徴の正体は期間固定Tポイント還元によるものです(20円は消費税分)
サービス利用料(手数料)で毎月220円(税込)払っても、翌月に200ポイント返ってくる。このポイントは株式を買うのに使える。そんな循環です。
他の証券会社では「1株から株式を買う(単元未満株)」と、通常の手数料よりも割高になります。
(税込) |
ネオモバ (SBIネオモバイル証券) |
SBI証券 約定代金×0.55%(最低55円) |
岡三オンライン証券 注文金額で段階式 |
KDDI 1株の手数料 | 220円→200pt還元 | 55円 (購入代金キャッシュバック) | 220円 |
KDDI 10株の手数料 | 220円→200pt還元 | 174円 (購入代金キャッシュバック) | 330円 |
KDDI 50株の手数料 | 220円→200pt還元 | 874円 (購入代金キャッシュバック) | 660円 |
※サービスの一時停止等で利用料の支払いがない場合は、Tポイントは付与されません
※スマートフォンでご覧の方は、表を左へスクロールできます
通常、日本の株式は100株単位で売買されるので、1株(単元未満株)だと余計なコストがかかるのですね。
SBI証券は、大手ネット証券会社の中で唯一、単元未満株の手数料キャッシュバックを始めました(2021年11月1日より)単元未満株購入時に支払った手数料が、翌月下旬頃に口座へキャッシュバックされます。但し、売却手数料はキャッシュバックされません。売買手数料で考えると、ネオモバの方がコスト面で優れています。
月間の取引金額が50万円までの少額投資や、積立のつもりで毎月少しずつ購入するコツコツ投資であれば、ネオモバの実質コストは「月20円」で済みます。
まとめると
・月間の取引金額(約定代金) 50万円越えなければ、実質コストは消費税20円だけ
・他の証券会社で「1株から株式(単元未満株)」買うと手数料が割高
4.手数料はクレジットカード払い
・必要ない月はクレカ支払いを一時停止すればいい
ネオモバを利用するのに、一番気にかかったのは、クレジットカードの設定でした。
クレカ設定しないと、ネオモバのサービスが何も使えません。企業を検索して株価を見ることもできないのです。
クレカの使用は、やはり警戒心がわきますし、慎重になって当然。必要のないちょっとした出費は、たいていこういうカードの使い方が原因ですから。
ネオモバでのクレジットカード支払いはどうなっているのか? 気になる実際のところは次のようになっています。

カードの設定はオンライン上で一般的な方法

今月の利用料金。50万超ないかチェックできる

利用料金の履歴もシンプルでわかりやすい
月間のサービス料(手数料)220円(税込)は、取引金額の総計が50万円まで。上限を超えてしまったときも、その月の支払い予定額を利用料の履歴でちゃんと確認できます。
ちなみに、ネオモバのサービス料(手数料、21年1月8日現在)は下のようになっています。
毎月、何かしら1株でも買っていれば特に気にすることはないですが、2ヶ月以上何も買う予定がなくなった時は、忘れずに「サービス利用を一時停止」しておきたいですね。
一時停止は「ボタン1つ」で、いつでもできるのですが、停止した月も最低220円(税込)かかることを了承しないといけないです。

サービス一時停止はボタン1つ。その月の利用料はかかる
気をつける点やデメリットをこうして事前に把握しておくことで、必要以上に不安になったり、思いがけないコストが発生するなんてことを防ぐことができます。
・クレカで生活費まとめている人にはメリット
一方、このように手数料をクレジットカード払いにしている証券会社は珍しいです。1ヶ月のサービス利用料という位置づけで可能になっているシステムだと思います。
家賃や携帯通信料など毎月かかるものをクレカでまとめて支払い、クレカ側のポイント還元などを有効に利用している方にとって、ネオモバのシステムはメリットになりますね。
まとめると
・デメリットを把握しておけば、想定外コスト発生も防げる
(月間の取引金額が50万円を超えてしまわないようになど)
・サービス一時停止はボタン1つだが、その月分は徴収される
・他の生活費もクレカ払いにしている人には、まとめることで効率化
口座開設を検討してみようかな? という方は、次のリンクから公式サイトの口座開設ページの内容も確認してみてください。
5.このブログ記事のまとめ
・ネオモバはコツコツ投資、初心者向き。中級者以上は使い方次第
このブログ記事では、SBIネオモバイル証券を1年利用してみた実感をまとめてみました。
ネオモバは普段からTポイントを貯めている人が、投資利率を良くさせたり、国内株式を1株から買いたい場合(単元未満株)において、他の証券会社にはない手数料の安さがあります。こつこつと100株単位にする目標を持つのも良いですね。
株をはじめて買ってみる人が、「買い方」や「運用」の経験をするのにも、ちょうどいいと思います。
一方、100株単位で株の売買をどんどんしている中級者以上の人は、あまりネオモバを利用するメリットがないかもしれません。気になる企業の株をお試しで買ってみるなど、目的や使い方をハッキリさせる必要がありそうです。
ご自身の状況に合わせて、ネオモバの利用を検討してみてください。
それでは、最後まで記事を読んで頂いてありがとうございました!