ネオモバ(SBIネオモバイル証券)を利用してみて1年以上がたち、いくつかデメリットがハッキリしてきました。自分の整理もかねて、ブログにまとめてみます。
最初に結論を言うと、デメリットは次の5つです。
《ネオモバの5つのデメリット》
1)投資信託の取扱いがない
2)外国株の取扱いがない
3)NISA口座に対応していない
4)支払いがクレジットカード(利用のない月もサービス利用料有り)
5)即時入金が住信SBI銀行のみ
この辺の実感と、デメリットを最低限におさえるやり方を書いていこうと思います。
私は現在、投資で2,000万円以上をこつこつ運用し、月に換算すると8万円くらいの実績でぼちぼち暮らしています。ネオモバでは主に、少額投資を1年間行ってきました。
下の目次を眺めるだけでも、何となく全体がわかるので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
Contents
1.ネオモバ5つのデメリット(1年利用してみた経験談)
1) 投資信託の扱いがない
投資経験がなく、はじめて運用するなら投資信託がいいですが、ネオモバでは残念ながら取扱っていません。
証券各社にはそれぞれ特徴や強みがあるのも確かです。投資信託をはじめたい方は、ネオモバでは運用できませんので、注意してくださいね。
私は主に楽天証券で投資信託を運用しています。
関連記事:投資信託を選ぶ失敗しない5つのポイント、証券会社の選び方
2) 外国株の扱いがない
ネオモバで運用できるのは「国内株式」や「国内ETF」です。外国株式の運用をしたい場合は、投資信託と同様、他の証券会社を利用するしかないですね。
その代わり、東証一部上場企業はもちろん、国内で取扱われている銘柄はほぼ運用の対象となります。
少額投資、1株から投資が特徴の証券会社では、銘柄数が限定されることもありますが、そこは出資会社が業界最大手の「SBI証券」である強みかもしれません。
3) NISA口座に対応していない
NISAに対応していないのは、本当に残念。NISA制度を利用していない方は、まず他の証券会社でNISA口座を運用するのが、だんぜんにいいと思います。
NISAとは
少額投資非課税制度のこと。株や投資信託にかかる税金を非課税にできます。年間の購入額120万円まで(これを非課税枠といいます)の株や投資信託などから生じる配当金、売却益に5年間税金がかかりません。
又、NISA口座で売買手数料も無料にしているネット証券もあります。利用しない手はないので、私は企業の財務分析ツールが充実しているGMOクリック証券でNISAを利用しています。
ネオモバも少しずつサービスを拡充しているので、今後の展開に期待したいです。
4) 支払いがクレジットカード
通常、証券会社への手数料の支払いは、口座残高から支払われますよね。又は、購入金額にプラスされたり、売却金額から差し引かれます。
ネオモバは月定額料金制ですが、この支払いがクレジットカードでしか支払いができません。月最低220円(税込)を支払わないと、株の銘柄検索すらできないです。
この最低220円(税込)は、システム利用料として支払うため、株の売買をしなかった月も発生します。
ただ、翌月 期間固定Tポイントで200pt還元されるため、実際は消費税20円負担です(月間の取引金額が50万円以下の場合。このポイントは期間固定ポイントで、付与月の翌月末までネオモバでのみ使用可)
まあ、そうは言ってもクレカ登録のハードルは高い。必要のないちょっとした出費は、たいていこういうカードの使い方が原因ですから。
5) 即時入金が住信SBI銀行のみ
株価が安くなっている! すぐ買いたいけど、口座にお金がない…。そんなときは即時入金対応をしてくれる銀行があると便利ですね。
入出金手数料無料、即時入金対応。これは譲れません。
ですが、ネオモバは上記に対応する銀行が「住信SBI銀行」しかありません。ネオモバで株の運用をするのであれば、住信SBI銀行の口座は持っておきたいところです。
住信SBI銀行は、他の証券会社との連携も多く、ネット送金関係が強いため口座を持っている人も多いとは思いますが。
2.デメリットを最低限にして利用する方法
・取引金額を月50万円以内に
ネオモバの月定額料金は、月間の取引金額(約定代金)によって決まります。下の表を見るとわかりますが、月間50万円以下であれば220円(税込)です。翌月、期間固定Tポイント200pt還元されるので、実際は消費税20円のみの負担で済みます。
ただし、次項で説明する「期間固定ポイント」であることに注意です。
・月に1株以上購入する
毎月還元されるTポイント200ptは、期間固定ポイントで、次のような特徴があります。
・付与された翌月末までに使用しないと失効する
・ネオモバ以外では使用できない
つまり、このTポイントを使用して月に1株以上の購入をすれば損がありません。私は定期的なコツコツ投資に利用をしました。
・利用のない月はサービスを停止する
ネオモバの利用で一番注意したいのは、利用のない月も220円(税込)の支払いが発生すること。
期間固定ポイントは翌月末まで使用期限なので、2ヶ月以上利用する予定がなければサービスを停止した方がいいですね。

今月の利用料金。50万超ないかチェックできる

利用料金の履歴はシンプルに確認できる
月間のサービス料(手数料)220円(税込)は、取引金額の総計が50万円まで。上限を超えてしまったときも、その月の支払い予定額を利用料の履歴でちゃんと確認できます。少額投資をしている人は、まず越えることはないと思いますが。
一時停止は「ボタン1つ」で、いつでもできるのですが、停止した月も最低220円(税込)はかかることを了承しないといけないです。

サービス一時停止はボタン1つ。その月の利用料はかかる
3.この記事のまとめ「ネオモバをやめておいた方がいい人」
ネオモバを1年利用してみて実感したデメリットと、それを最低限に抑える方法を紹介してきました。
私は今後もネオモバイル証券を利用する予定です。それは次のような条件を満たしていて、結果自分にとってプラスになるからです。
《ネオモバ向きの人》
・投資信託、外国株、NISA口座の運用がない
(他の証券会社でしている)
・ネオモバではコツコツ投資で、月の取引金額が数千円~10万円程度
(月50万円以下)
・住信SBI銀行を利用している
(ネオモバと一緒に口座開設した)
私と同じよう方は、国内株式の売買手数料が実質20円で運用ができます。
条件を満たさない方には「ネオモバイル証券は止めておいた方がいいよ」と言いたいです。
ご自身の状況に応じて、ネオモバの利用を検討してみてください。
それでは、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
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